2024年の医療・介護同時法改定にむけて

LIFEについて

2024年4月の報酬改定の予想

・単価が下がる

2021年4月の報酬改定ではコロナウイルスの影響などで奇跡的に単価が上がりましたが、2024年4月の報酬改定に関しましては、医療保険と介護保険の同時改定となるので、国が単価を下げるタイミングであると予想されます。

・LIFEの重要性が高まる

2021年度の報酬改定でADL維持等加算が10倍になったというように、2024年度の報酬改定ではデータ化・IT化を推奨している世の中に介護業界も対応していく姿勢が国から見えるので、「LIFE」に関する加算が10倍になっていくようなことも予想できます。さらに、「LIFE」とは事業所の成果を国に提出するようなものなので、いい結果を出している事業所が評価され報酬を与えたりするようになるかもしれません。

次回の報酬改定に向けて対策することは?

・重度化対応

少子高齢化が進んでいる日本において体の状態が軽度な利用者に関しましては、利用を制限したり、単価が低くなっていく可能性があります。なので、軽度の利用者が多い事業所は今後少し厳しい状況に陥るかもしれません。特浴の設置など重度の利用者も受け入れることができる体制を整えていく必要があるでしょう。

・状態の改善結果を上げていく

「LIFE」が始まり、どれだけ利用者の状態が改善できているかもチェックされていきます。利用者の状態の改善率を上げるためにはリハビリの時間をよりしっかり設けていくことが必要だと思います。しかし以上のことを実践するとなると…

作業量が格段に増える

人員を増やすor業務効率化upが必須

ただし、人員を増やすとなるとかなりコスト・育成にかかる時間が増えてしまいます。となると、業務効率を上げていくことが最も合理的な手段になるでしょう。

■業務を効率化するには?

業務の効率化を進めるにあたって、まず現状の業務に優先順位を決めていきましょう。例えば、利用者様と接する時間・リハビリなど事業所の成果に関する業務は優先順位は高い業務になります。重度化対応や利用者様の状態の改善率を上げていく必要があるので利用者様と直接関わる業務を効率化するには難しいと思います。
なので、計画書の作成や書類面などの業務の効率化を進めていくのが現実的になっております。弊社ではこのような取り組みを行っていますのでご参考にしていただければと思います。